中には誰かがブームをつくっているからだよっていう人もいますが、その考えはあまりにも幼稚だと思います。小野がなぜこの記事を書くかは・・・せっかく繁盛させた店舗を自ら閑古鳥店にしてほしくないからです。
『もし、あなたが自店を繁盛させようとして企画を入れたり、新しい考えを入れたりして、それが実って繁盛するとするじゃないですか?そうしたら、なるべく多くの人には知らせない方がいいんです。これはいわゆるマーケティングの考えでは逆行しているので違和感があるかも知れませんがこの先を読んで頂ければ分かるはずです。』
売れちゃうと気持ちよくなるじゃないですか?それが落とし穴なんです。
では最初に答えを言いましょう。『その企画や考えが売れるか売れないか儲かるか儲からないかを調査する人がいるから』なんです。
例えば、ある後発のチェーンが物凄く売れて儲かるパッケージとするじゃないですか?もし、そのパッケージが物凄くコピペしやすかったら、同じ飲食業をする人はどう思いますかね?
同時にそれをみた会社が大きな流通を持っていたり、資本力があったら確実に売価は安く出来ます。オペレーション、店舗レイアウト、収入力、安心感の面でも一気にアドバンテージつきます。
別にチェーンでなくてもSNSとかで知り合いになって「○○さん、コラボやらせて頂けませんか?」
いつのまにかプロデュースする飲食店経営者になっていたりします。
これはコラボした先の店が売れて「0」、売れなければ「マイナス」の効果を自店に与えます。だって常連さん、来ている顧客の一部は知らせすぎている為に調査する人がいるからです。
『また、その店に来店している人からするとビジネス的な「コラボ、プロデュース」って言葉はしらけるんです。』
こんな事がなぜ起きるかは簡単なんです。
飲食店の経営意匠づくりや経営体のビジネスパッケージって「学問ではなく成功事例体系でつくられているから」なんです。
なので、経営を継続的に繁盛させたいのであれば「コピペしにくいもの」「情報公開を考えること」、この2つだけはしっかりとおさえるべきです。
なんか繁盛していて、最近クレームが多くなってきたな?って思ったら同業者です(笑)
280、290円居酒屋なんていうパッケージもあっと言う間に広がってしまいました。ただ儲かっているか儲かっていないかも上場企業のデータなら誰でもみれるんです。
小野は短期間にドンと売る事をイベント売りって呼んでいます。
これは飲食店の経営体には向きません。
物販は大丈夫です。飲食店は食べられる限界があるのでいくらお金持ちがきても限界は低いです。また厨房から料理が提供されなければ売上にはなりません。行列の店に並ぶ顧客は限られています。並んでいる最中はお金にはなっていません。
飲食業の経営体は非常にシンプルです。
『いくらで仕入れていくらで売るか?』
これに対して「手間という人件費、上納金という地代家賃、新店なら返済金」が売ったお金から引かれます。売ったお金よりこれらが多いと「赤字」なんです。
小野は仕事柄、長く繁盛する経営体に行くのですが・・・伝えづらいのですが、経営意匠が違うんです。
例えば、すき家・・・あれ真似できないですよね!出来ますか?
毎日、コツコツと成功事例を積み重ねて下さい。これが飲食店経営者が勉強する事です。
追伸・・・
ステーキけんって知っていますか?
結構類似店がでて売上食われているようです。これはステーキけんでなくても同じようなサービスが受けられるのなら、もしくはそれ以上のサービスが受けられるのなら「そっちに行く現象」と言う事です。
この話・・・あまり飲食店を知らなくても分かりやすい話です。なので今繁盛店を持っている人は・・・「売上が半分になった時にどうするか?」っていうケーススタディつくっておいて下さい。賢明な人は分かるはずだし、物凄く繁盛したのに店を失った人はもっと分かる話だと思います。
現在トップ飲食チェーンに創業の頃に入社して社長側近で20歳代で人の教育と現場の責任者を行う。部下数は27歳で5,000人を超えていた。
上場前に30歳で独立して皆さんのよく知る大手チェーン、道路、鉄道インフラ店舗コンサルティング、公的機関、海外飲食店舗、個人店まで幅広くコンサルをする。
セミナー本数は3,000本を超える。
現在
第一線で25年間やってきたコンサルティングの仕事を辞めて、「豊かな人生の生き方」を提案して活動している。
コーチ、経営意匠プランナー、エデュケーター、イラストレーター、旅人、ブルベイスト、パワーブロガー、人事スペシャリスト、スマイルメーカー、投資家、ourboat主宰、トップBC主宰、心と身体の音響調律イーマ調律師、健康研究家 様々な顔を持つ。
教授した人間は30,000人を超えている。
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