『たまにこの人飲食店経営したらダメでしょう?って言う人に会います。何にも勉強していないし、何にもやろうとしていない。少しキツイかも知れませんが店を失う前に知って欲しいと思う事、少しですが書いてみます。』
『繁盛店をつくれない経営者やマネジャーって実は少なくはないんです。ただ長く繁盛する経営やマネジメントを出来る人って少ないのです。それは簡単な基礎知識はなくて妄想の世界で繁盛店を考える人なんです。』
『マスコミの取材でも受ければ売れるんじゃない?』
はい、確かに売れますね!期間的には・・・ただし顧客が期待しているより低いレベルだと一気に閑古鳥になるようです。「なるようです!」と言い方は多くの経営者の実体験として小野は聞くからです。
まさにリバウンド現象なんです。
ではそろそろ本題に行きます!
1つ目は飲食店の場合には商圏と言うものがあります。チェーンストア理論では「顧客の八割が居住、勤務先がある地域」のことを言います。基本的な飲食店の場合は一次商圏が半径500m、二次商圏が半径2kmと言われています。
地方などはこの距離が広くなります。
つまり商圏内の顧客を商圏がかぶっている競合店と獲得争いをする訳です。
この時にその商圏内の顧客はなぜ利用するかの第一位の理由は「近いから」なんです。遠方から来店する人も勿論いますがどうしても来店頻度は長くなります。(横浜に住む小野が北海道でどんなに良い店をみつけても足しげくは通いません)
そして、商圏内の店舗を次にあげるとすると「利用出来る」からなんです。客単価30000円の飲食店は一生利用しない人もいるということです。
最後に3つ目ですがなぜ利用しているか?です。
ここでこれを読む皆さんに質問します。
「あなたは今日行くランチの店はなぜ行きますか?理由を教えて下さい」
・・・美味しいから
・・・近いから
・・・安いから
・・・いつも行くから
分かりますか?
飲食店経営者が顧客を増やす為に行うのは!
「接客訓練をする」
「商品を増やす」
「おすすめ料理を設定する」
「クーポン券を配る」
「売価を下げる」
「ユニフォームを変える」
「メニューを変える」
分かりますか?(笑)
ではもう1つ質問します!
「あなたは明日のランチは何を食べますか?メニュー名を答えて下さい!」
そうです。直前に若しくは入店して店でメニューをみて決めるはずです。
では、そのメニューにした「理由」は?
そうです!「ないはずです!」
でも飲食店経営者って顧客を増やそうとすると「こうしたら増えるはずだって!」理由づけをするんです。
でも利用者は理由をつけて利用していないのです・・・(寒)
ではまとめます。
実際には「商圏内の顧客に継続して何回も何回も利用して頂かない」とあなたが欲しい客数は得れません。
そして、店舗で出来る事は「来店した顧客を全力で再来店してもらうための促し(LLSPEC)」をするしかありません。
当然全員が商圏内である事もないし、様々な理由で店を離れる顧客もいるのでこまめな集客は必要です。
ただ、店で出来る事は「来店した顧客に全力で再来店してもらうための促し(LLSPEC)」しかありません。
参考になる事をお祈ります!

現在トップ飲食チェーンに創業の頃に入社して社長側近で20歳代で人の教育と現場の責任者を行う。部下数は27歳で5,000人を超えていた。
上場前に30歳で独立して皆さんのよく知る大手チェーン、道路、鉄道インフラ店舗コンサルティング、公的機関、海外飲食店舗、個人店まで幅広くコンサルをする。
セミナー本数は3,000本を超える。
現在
第一線で25年間やってきたコンサルティングの仕事を辞めて、「豊かな人生の生き方」を提案して活動している。
コーチ、経営意匠プランナー、エデュケーター、イラストレーター、旅人、ブルベイスト、パワーブロガー、人事スペシャリスト、スマイルメーカー、投資家、ourboat主宰、トップBC主宰、心と身体の音響調律イーマ調律師、健康研究家 様々な顔を持つ。
教授した人間は30,000人を超えている。
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