ネットサーフィンをしていたら・・・こんな記事を見つけた
『1つは、飲食業そのものが新規参入が容易で、競争が激しいからです。質で勝負できてブランドもあるような一部の店舗を除き、普通の店舗は価格勝負です。薄利多売にするしかありませんし、競争が激しいと売上に見合った利益がでません。そうなると従業員の給料にシワが寄ります。
もうひとつは、仕事が単純で誰でもできることです。高度な知識や経験は不要で、アルバイトでもできる仕事が多いです。残念なことに、工場のように機会化はできず、膨大な労働力が必要ですが、誰でもできるので、求職者もたくさんいます。安い賃金で人が集まりますし、人を育てる必要もないので、社員がやめても次の人を雇えば問題ありません。
もともと利益が出ない割に競争が激しく、安い労働力が簡単に雇えるとなると、経営者から見ればブラック企業にするのも納得がいきます。社員に優しくする必要なんて、そもそもないですからね。待遇に不満を持つのなら、育てる必要もないので次の人を雇えばいいし、安い労働力なんていくらでもいるわけですから。』
この記事を読んで小野が思った事は・・・飲食業を経営したり、飲食業で働いている人は一生分からないかも知れないと言う事です。えっ?給料が安い?そうなんです。最近は東京あたりの飲食業のアルバイト賃金は1000円を超えてるなんて言いますが・・・月に176時間働いても176000円にしかなりません。
もし、仮に店舗で働く社員に30万円以上与えているのなら時給で2000円程度・・・おそらく普通の飲食業なら労働時間売り(総売上÷総労働時間)は3000円程度でしょうから、とんでもない損益になるはずです。
2年半前から飲食業のコンサルタントや辞めて経営意匠プランナーをしていますが、その時から小野は入り込みのコンサルティング(経営サポート)をする時には必ず最初に話す事があります。
『年商で100億円に満たない規模であれば飲食業以外の業態を持たないと従業員の給料は一生上げられない』
ここを理解して頂いたクライアントさんだけに入り込みのコンサルティングをしています。
今までの歴史を見ても年商100億円を超えるチェーンでも破綻するのは「人件費倒れ」です。
しっかりした形で利益を出して行く・・・ここまではサポートを勿論しますが、人件費で言うと・・・店舗で平均時給950円まで本部で1100円程度までだと思います。これを超えると少し店舗の状態が悪くなると「借り入れ補填」しないと継続経営も難しくなると思います。
なので、残念ながら店舗で働く社員、アルバイト等の身分に関係なく年収で250万円程度が妥当な業態だと思います。
勘の良い方はお分かりの通り・・・この給料に直結するものは?
『原価』です!
この値に企業努力がない、単なる安く売れば売れると思っている経営者やメニューの経営意匠もしっかり組めない経営者、管理職であればもっとブラックにしていくしかないと思います。
追伸・・・
教育なんて意味がないと思っている、しない経営者の腹は記事にあった事なのかも知れません!
困った方はご相談を・・・コチラ
現在トップ飲食チェーンに創業の頃に入社して社長側近で20歳代で人の教育と現場の責任者を行う。部下数は27歳で5,000人を超えていた。
上場前に30歳で独立して皆さんのよく知る大手チェーン、道路、鉄道インフラ店舗コンサルティング、公的機関、海外飲食店舗、個人店まで幅広くコンサルをする。
セミナー本数は3,000本を超える。
現在
第一線で25年間やってきたコンサルティングの仕事を辞めて、「豊かな人生の生き方」を提案して活動している。
コーチ、経営意匠プランナー、エデュケーター、イラストレーター、旅人、ブルベイスト、パワーブロガー、人事スペシャリスト、スマイルメーカー、投資家、ourboat主宰、トップBC主宰、心と身体の音響調律イーマ調律師、健康研究家 様々な顔を持つ。
教授した人間は30,000人を超えている。
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