飲食店の新規開業についてここまでリアルに詳細に書いたものって他にあると思いますか?新規開業は準備で差が出ます!

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『アスケン会員さんからメールもらいました。小野が書いた飲食店の新規開業マニュアルがインフォカートのダウンロードランキングでトップ20位に入っていますよ!って・・・意外でした、そして嬉しかったです。』

『この手の商材がトップ50に入る事が珍しいインフォカートにあるような情報商材で20位以内とはびっくりしました。でも飲食店の開業に関わった数は日本の中でもトップクラスに多い小野ですから内容は自負するところはあります!』


『今日は2013年12月2日ですがインフォカートを覗いてみました!さてとどうなっているでしょうか?』

新規開業マスターズブック

「あっ!19位でしたね!凄いですね!」

このブックの始まりはこんな感じです。

第一章 店の作られ方・店の作り方

こんな事をお話しすると叱られるかも知れないが、あえて言わなければならない。「あなたの店は、売りません」と。このベースから考える方こそが、逆に「繁盛店」を作れる人なのである。では、なぜ売れないのか?理由は2つある。

 ●あなたの店は多くの人にとって無名である。
 ●別にあなたの店が存在しなくても多くの人が困らないからである。

飲食業は「設備投資産業」である。つまり店を作っただけでなく、「食材の仕入れ」や「人件費」など、ある意味一生「投資」し続ける産業なのである。だからお客様がある程度お店に来ていても「赤字」と言うことがある。

だからあなたが開業を考えたら一番初めに行って頂きたい仕事は、1日何人来店してくれたら「利益」が来るのか?と言うことを前もって考える事である。

そしてあなたが考えた「来店して欲しい人数」が、出た所で実際どの位来店してくれるか?と考えると、多くの店では期待の「半分」程度しか売れないのである。もし1日100人来て期待の利益が出るなら50人しか来ないと言うことである。

そんな訳ないだろうと言う方もいるとは思うが、もしあなたの知り合いに「銀行員」の方がいれば聞いてみて欲しい。「最初はどの位利益が出るものなのか?」とである。

ただし、ビックリする必要はない。「あなたの店をあなたの望む形」まで導いて行けば良いのである。その為に下記の事と戦わなければならない。まずチェックである。飲食業では占める経費の中で60~80%は、「人件費」と「原価」になる。原価に関しては、コントロール出来る方が多いのだが、「人件費」はコントロールするのが下手な方が、非常に多く存在する。少し勉強して見よう。

これはサンプルケースである。是非自店にあわせてシュミレーションしてみて欲しい。

□10時間営業(11;00~21:00) □時給1000円 □店舗地代・リース・返済金等固定費50万円/月 □原価30% □客単価800円 □30日営業/1ケ月
 
●月商100万円(1日入客約41名平均)
 ピーク時間は15~20名の入客が予想される。
 
◇アルバイトを使わない。
 100-30-50=20 オーナーが店舗で働いて20万円の給与である。
 
◇アルバイトを3時間(1日)使う
 100-30-50-9=11 オーナーが店舗で働いて11万円の給与である。(アルバイト人件費9%)

 ◇アルバイトを5時間(1日)使う
 100-30-50-15=5 オーナーが店舗で働いて5万円の給与である。(アルバイト人件費15%)
 
◇アルバイトを10時間(1日)使う
 100-30-50-30=-10 オーナーが店舗で働いて10万円店に払う。(アルバイト人件費30%)
 
●月商150万円(1日入客約62名平均)
 ピーク時間は20~30名の入客が予想される。
  
◇アルバイトを3時間(1日)使う
 150-45-50-9=46 オーナーが店舗で働いて46万円の給与である。(アルバイト人件費6%)
  
◇アルバイトを5時間(1日)使う
 150-45-50-15=40 オーナーが店舗で働いて40万円の給与である。(アルバイト人件費10%)
  
◇アルバイトを10時間(1日)使う
 150-45-50-30=25 オーナーが店舗で働いて25万円の給与である。(アルバイト人件費20%)
  
◇アルバイトを15時間(1日)使う
 150-45-50-45=10 オーナーが店舗で働いて10万円の給与である。(アルバイト人件費30%)
  
●月商200万円(1日入客約83名平均)
 ピーク時間は30~40名の入客が予想される。
  
◇アルバイトを10時間(1日)使う
 200-60-50-30=60 オーナーが店舗で働いて60万円の給与である。(アルバイト人件費15%)
  
◇アルバイトを15時間(1日)使う
 200-60-50-45=45 オーナーが店舗で働いて45万円の給与である。(アルバイト人件費22.5%)
  
◇アルバイトを20時間(1日)使う
 200-60-50-60=30 オーナーが店舗で働いて30万円の給与である。(アルバイト人件費30%)
  
◇アルバイトを25時間(1日)使う
 200-60-50-75=15 オーナーが店舗で働いて15万円の給与である。(アルバイト人件費37.5%)
 
この数字を踏まえて次に進めて行く。

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勘の良い方はお分かりの通り・・・このシュミレーションから入らないと「売れない、想いだけ」の店づくりをしてしまいます。

興味のある方はココ

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