時給アップによって採用率は上がるのか?人手不足で混沌とする店舗経営・・・店舗閉鎖がとまらない!

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人手不足

『人手不足により相当数の店舗が閉鎖、営業時間短縮を余儀なくされています。それも大手企業までもです。』

『すき家、ワタミ、IKEA 、など他にも多くの店舗で人手不足により閉鎖、営業短縮を行っている。企業も対策を考え実行しているが・・・改善策はあるのか?』

求人倍率上昇の裏で、飲食や小売り業、建設業などで人手不足の懸念が高まっている。

大手牛丼チェーン「すき家」は人員不足のため一部店舗で休業した。すき家を展開するゼンショーが4月17日に行った発表によると、2月から4月にかけて最大123店舗で一時休業や時間帯休業の措置を取り、それ以外にも124店舗で深夜・早朝営業を休止していた。

Twitterには「本日人員不足の為 閉店です」という貼り紙が貼られた店の写真が投稿された。

すき家では、深夜などの時間帯に1人で営業する「ワンオペレーション」という勤務があるが、強盗に狙われやすいなどの問題を抱えていた。ゼンショーは6月1日をめどに全国に7つの地域運営会社を設立し、すき家の運営体制を見直すとしている。

日刊スポーツによると、ゼンショーは「ワンオペレーション」を解消するため、すき家の人員を増やす方向で募集をかけているが、思うように人員を確保できていないという。

担当者は、「例年、4月は求人に対して希望者が増えるのですが、今年は想定を下回っています。新卒(採用)の応募者も減っていますし」と頭を抱える。

また、店舗を改装する建設業者が不足しており、工事の遅れにつながっているという。担当者は「どの業界も人手不足が深刻なようです。早急に開店させられるよう頑張っておりますので、もう少しお待ちください」と話した。

居酒屋大手「ワタミ」は3月27日、人員不足を解消するため、2014年度中に全店舗数の1割にあたる60店舗を閉鎖、撤退することを決めた。770人の従業員が近隣の他店舗に振り分けられる。

小売り業界でも、コンビニチェーン最大手の「セブン−イレブン・ジャパン」では3月、人材確保を強化するため、パートやアルバイトの採用専用のコールセンターを開設した。

コンビニチェーン最大手の「セブン-イレブン・ジャパン」は先月、パートやアルバイトの採用を専門に受け付けるコールセンターを開設しました。

各店舗が行っている採用だけでなく、会社自体で全国の応募を一括して受け付ける体制を整えて、人材確保を強化するのがねらいです。

■求職者の希望と企業の需要に溝

人手不足が拡大する一方で、求人は契約社員やパートといった非正規雇用が大半を占め、求職者が求める職種や雇用形態と企業の需要にミスマッチが生じている現状がある。

飲食や小売り、建築では人手不足が広がる一方で、求職者の4分の1は「一般事務」を希望しているという。朝日新聞デジタルが伝えた。

現在の求人の中心は、契約社員やパートといった短期雇用の非正社員が占める。仕事を探す人が求める職と企業の需要にもズレがあるのが実情だ。

求職者1人に何人分の仕事があるかを示す有効求人倍率を職種別でみると、求職者の4分の1が希望する「一般事務」は0・28倍で、100人の希望者に28人分の仕事しかないことを示す。

一方、飲食店で働く「接客・給仕」は2・64倍、「建築・土木・測量技術者」は3・97倍と、求職者と企業との間でのミスマッチが著しい。

などの記事が上がっているが・・・

根本的な原因は・・・

売価なんでしょう!

バブル崩壊以降、「安いものが売れる」を定説に多くの企業が競争をしてきた、それによって当然粗利益高は確保しくくなった。つまり「人件費削減」のコールドビジネス(人件費を削れば削るほど利益が出る経営体)が横行してしまった。

特にこの舞台はパート、アルバイトを使う企業に集中した。

ただし、すべての従業員を正社員化するのは実際には根本的な経営意匠を改変しない限り無理。

また、このパート、アルバイトの絶対的人数が根本的に減る日本においては相当な対応が余儀なくされると思うので上記した個々の企業の対応は根本的な対策にはならないと思う。

現在でも店舗のオーバーストアが叫ばれている中では今後このような店舗は多く出現すると思う。

時給アップするなら1.5倍程度のアップが必要だと思うがあくまでも根本的な対策にはならないと思う。

ただ、小野がここに対策を書く必要はないと思う。

なぜならば答えは実際には店舗を経営する人であれば分かるからである。

やるか、やらないか!

店舗の存続が決まる!

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