『一見も見た目も応対もマネジャー候補としてはオッケーの社員に店長や店舗リーダーをやらせてみる。するとなぜだか作業に没頭してマネジメント、特に人を動かす事に消極的で最後にはこんな言葉で辞めて行く若者が小野のクライアント先にもいる・・・その言葉とは「僕がこんなに頑張っているのになぜ誰も助けてくれないんだろう?周りのせいで辞めて行くのである。』
つまり、自身で店を仕切ると言うよりは自分自身が上司の指示や手厚いケアを受けないと仕事すら出来ない自立できていない状態なんです。
『ただし、現実的にはこんな人をマネジャー育成すると過度なストレスを与える結果になるんです。』
小野も前職では人事教育の仕事をしていましたので物凄く感じる事はあるんです。
多くはこのような人たちは「おいたち」に起因する事がほとんどなんです。
ちょっと気楽にこれから8項目書きますので、5項目以上当てはまる人はマネジャー育成して行くのはお互いに不幸になりそうなので他の仕事を与えるようにした方が良いかも知れません。
こんな項目です。
1. 日常の些細なことでも、他人から有り余るほどの助言と保証が無ければ決断できない。
2. 自分の生活のほとんどの主要な領域で、他人に責任をとってもらいたがる。
3. 他人の支持または是認を失うことを恐れて、他人の意見に反対を表明することが困難である。
4. 自分の判断や能力に自信がないため、自分で計画を立てたり物事を決めることができない。
5. 他人から愛情や支持を得るために、自分の不快なことでもやってしまうことがある。
6. 自分で自分のことができないという強い恐怖や無力感を感じている。
7. 親密な関係が終わったときに、自分を世話して支えてくれる別の関係を必死で求める。
8. 自分が世話をされずに放っておかれるという恐怖に、非現実的なまでに捕らわれている。
他人に世話をされたいという過剰な欲求があり、そのために従属的でしがみつく行動をとり、分離に対する不安を感じる広範な様式である。成人期早期に始まり、種々の状況で明らかになる。
これを依存性人格障害って言います。
同じような症状で・・・
若い女性が、「いつか白馬にまたがった素敵な王子様が自分を救い出してくれる。」と考えて自立の気持ちを持たないことを、シンデレラ・コンプレックスといいます。
一方で、依存性パーソナリティ障害の人は、いつも、手厚い保護と過剰ともいえる制限を受けて、自分のことは自分でするようにと親から進められることがあまりありません。
行儀良く、おとなしく良い子でいると、十分に保護され、手助けしてもらえました。もし、自分だけで片づけようとすれば、親はむしろその行動をけなしたりします。
親に救いを求めればよろこんで助けてくれます。子どもに頼られることで、親としての自負心を持とうとしたからです。
その結果、シンデレラ・コンプレックスに陥った若い女性も、依存性パーソナリティ障害の人も、いつも自分を守ってくれる人を探し、他人任せの人生を送るようになってしまうのです。
困難に立ち向かったり、敵と戦ったりはしません。それよりも、自分を支えたり守ってくれる人を探すことがなにより優先します。
すばらしい人があらわれて、自分の人生を変えてくれると考えて待ち続けます。
自分の生き方に自分で責任をとらなければならない場面に出会うと恐怖してしまうので、自分を助けてくれそうな人に追従したり、迎合したりします。
保護してくれる人がいないと絶望感を抱いてしまうのです。
ただし、こんな部下って上司からしたら結構可愛いんです。
でも機能しないと上司、同僚、部下、会社に対して大きな損害を与えます。
小野は精神科の専門医でないのでマネジャー育成のプロとしてお伝えするのならば・・・
本人がマネジャーになりたいか、なりたくないかが一番大事
って言う事です。教える側が過度な思いを相手に持つのは相手にとってもきつい事なので、そのあたりの相手の本意をいつもヒアリング出来る環境においておくのが大事です。
マネジャーになって高い給料を得ないと悪なのか?人間としてのレベルが低いのか?
小野は全くそうとは思いません。
実は小野の知り合いに「人を使うのはお世辞にも上手いとは思いませんが・・・」、「モノに対する探究心が物凄い人間知っています!」
工場長やセントラルキッチン長なんかやらせたら抜群にいいものつくるはずです。
わかりますか?
小野は多くの人材育成に関わってきましたが、こんな感触を教育に対しては持っています。
『相手の強みを伸ばす。相手のマイナスの方向に進む要素をはずす。』
ただし、日本人が持つ多くの「教育」とは・・・
『足りない所を追加する』・・・
これで成長、育成出来るなら皆んな成長、育成されているはず!
なぜ小野が『相手の強みを伸ばす。相手のマイナスの方向に進む要素をはずす。』を主眼において育成をするか?
著しく成果出す人間になるから・・・
それだけです。人の育成のポイントにして頂ければ幸いです。
飲食店で働く従業員の育成にはもう20,000人以上に関わりました。その感想です。
現在トップ飲食チェーンに創業の頃に入社して社長側近で20歳代で人の教育と現場の責任者を行う。部下数は27歳で5,000人を超えていた。
上場前に30歳で独立して皆さんのよく知る大手チェーン、道路、鉄道インフラ店舗コンサルティング、公的機関、海外飲食店舗、個人店まで幅広くコンサルをする。
セミナー本数は3,000本を超える。
現在
第一線で25年間やってきたコンサルティングの仕事を辞めて、「豊かな人生の生き方」を提案して活動している。
コーチ、経営意匠プランナー、エデュケーター、イラストレーター、旅人、ブルベイスト、パワーブロガー、人事スペシャリスト、スマイルメーカー、投資家、ourboat主宰、トップBC主宰、心と身体の音響調律イーマ調律師、健康研究家 様々な顔を持つ。
教授した人間は30,000人を超えている。
このブログの最新の更新を
プッシュ通知で購読しよう