『気がつかないで会社が潰れるように行動している経営者って意外に真面目な人に多いんです。ただ、逆に真面目な人ほど一度入れた情報を変える事って出来ないんです。』
『もう1つは何もかも知らないうちに社内で一番何でも出来る人間になってしまっている事です。確かに部下や下の従業員は経営者からしたら自分より劣ってみえますが・・・そうでしょうか?』
これから話す事は小野の経験です。
小野は20年あまり飲食店経営のコンサルティングをしてきました。もちろん現在でも行っていますが・・・
依頼先は基本的に会社の経営状態が悪い方が多いんです。95%ぐらいが悪いです。
そして、なぜ悪いかは・・・105%ぐらいの確率で経営者が悪いんです。
ただ・・・経営者の方から話を聞くと・・・
社員や従業員が悪いから経営状態が悪いんです。
つまり・・・社員や従業員を教育しても「経営状態」は変わらないんです。
物凄く当たり前のロジックなんです。
小野は何気なく経営者の方と話して・・・原因をさぐる訳です。
『社員や従業員の評価は誰がしているんだろう?』
『経営者が発している命令は理不尽・無意味ではないか?』
『愚痴、説教が多くないか?』
この3つを経営者がやっていると・・・働く社員、従業員に関係なく「経営状態」は絶対に悪くなるんです。
これって「一人称の経営者」だからなんです。これマネジャーにも当てはまります。
つまり・・・相手の事を考えていないんです。
だから相手は動かなくなるか、辞めるんです。
何を考えても潰されるし、命令を処理するだけでいっぱいになって・・・「考えて、勉強して仕事する事を諦めるんです」
そうすると・・・やっぱり数字悪くなるんです・
そうすると、このような経営者って・・・更に
『社員や従業員の評価は誰がしているんだろう?』
『経営者が発している命令は理不尽・無意味ではないか?』
『愚痴、説教が多くないか?』
がパワーアップして行きます!
そして何も見えなくなって行くんです。
小野も良くコンサルの現場で経営者の方からまるで念仏のように社員や従業員の悪口を聞かされるんです。
飲食店の現場にこんな罵倒が・・・・
『シフト入れ!人件費おさえて売上上げろ、頑張りが足りない、俺の頃は・・・』
これは確実に命令している人が出来ない事を要求してしまっています!
実は小野・・・ちょっとした会社の経営者の方より部下を持った事あります。
ざっと5,000人・・・
一言で言えば・・・小野の言動1つ1つで数字変わるの体感しています。(怖)
そして・・・その時に物凄く反省したんです。物凄くです!
『部下の中には人間的にも知的にも自分より優れている人間はいる。あくまでも仕事の上の上下でしかない。』
上になると全てが「上」になってしまう経営者の会社は当然潰れます。
経営者の方がやられて嫌な事は・・・相手も嫌!
それが二人称です。マネジメントの原則はここにあります。
この記事は経営者を批判しているものでは当然ありません。
折角出来た経営体をたった1つの「反省」が出来ないで破綻させてしまう人が多いから、あえて記事にしてみました。
現在トップ飲食チェーンに創業の頃に入社して社長側近で20歳代で人の教育と現場の責任者を行う。部下数は27歳で5,000人を超えていた。
上場前に30歳で独立して皆さんのよく知る大手チェーン、道路、鉄道インフラ店舗コンサルティング、公的機関、海外飲食店舗、個人店まで幅広くコンサルをする。
セミナー本数は3,000本を超える。
現在
第一線で25年間やってきたコンサルティングの仕事を辞めて、「豊かな人生の生き方」を提案して活動している。
コーチ、経営意匠プランナー、エデュケーター、イラストレーター、旅人、ブルベイスト、パワーブロガー、人事スペシャリスト、スマイルメーカー、投資家、ourboat主宰、トップBC主宰、心と身体の音響調律イーマ調律師、健康研究家 様々な顔を持つ。
教授した人間は30,000人を超えている。
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